第12回河合隼雄物語賞
〈選考委員〉岩宮恵子 小川洋子 松家仁之 (五十音順)
□授賞作□
『休館日の彼女たち』
八木 詠美(やぎ・えみ) (2023年3月16日刊行 筑摩書房)
□著者略歴□
1988年長野県生まれ。東京都在住。早稲田大学文化構想学部卒業。2020年、「空芯手帳」で第36回太宰治賞を受賞。2022年、同作の英語版『Diary of a Void』が刊行され、「ニューヨーカー」や「ニューヨーク・タイムズ」への書評掲載やニューヨーク公立図書館の年間ベストブックに挙げられるなど話題を呼んだ。現在、世界24カ国語で翻訳されている。2023年、二作目となる『休館日の彼女たち』を刊行。
□授賞理由□
平行の世界に存在するもの同士が魂を交換させることによって、コミュニケーションの可能性を問いかけてくる作品
□受賞のことば□
物語に生かされてきた者としてこのような賞をいただき、たいへん嬉しく思います
※正式な受賞の言葉や選評は「新潮」8月号(7月5日発売)誌上で発表いたします。
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