子どもの「悪」についてよく理解することは必要であるが、それは決して甘くなることを意味していない。 理解することと厳しくすることとは両立し難いようだが、 理解を深めれば深めるほど、厳しさの必要が認識されてくるので、 厳しさも筋金入りになってくるのではなかろうか。
――河合隼雄『子どもと悪』〈子どもとファンタジー〉コレクションⅣ 岩波現代文庫より
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