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本書は大人が青年をどう「取り扱うか」について述べるハウ・ツーの書物ではない。
現代のわが国の青年の直面している問題を、共に考えてゆこうとするものである。
そのような姿勢をとるとき、われわれは自分が完成した「大人」として、
未熟な青年をどう取り扱うかなどということではなく、
「大人とは何か」「自分はいったい大人なのか」などという問題が
自分自身につきつけられていることを感じとるであろう。
そのような問題意識をもって、「大人になること」について
共に考えてゆこうというのが本書の狙いである。
-本文より引用
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