12月23日より、新潮文庫刊『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』電子書籍版の配信が開始されました。
この本は、タイトルの通り、作家・村上春樹さんと河合隼雄の対話で構成されています。
トピックは阪神淡路大震災から結婚生活に至るまで多岐にわたりますが、
ここでも大事なテーマになっているのは「物語」の力、ではないかと思います。
河合隼雄物語賞・学芸賞創設を記念した公開インタビューで、
村上春樹さんは、「物語」についての理解を共有していたと述べられています。
二人が共有していた”なにか”をそのまま知ることはできませんが、
この本は少なくともその一端を私たちに示してくれているものなのではないかと思います。
と、いったん真面目に書いてみたのですが、
この本は、村上春樹さんと河合隼雄の本、というだけで「宝物」みたいと言っていただくことが多く
財団にもよくお問い合わせをいただく本のひとつでもあります。
今年の夏には英訳本も出版されました(その際の記事リンクは下に)。
本は紙で読みたいなあ、という気持ちもあるのですが、やっぱり電子版って便利です。
ちょっとしたすきま時間に読めたり、検索ができたり、旅行にも手軽にもっていけたり。
好きな本がいつも手元にある感じ、というのも電子書籍ができてからの感覚かもしれません。
Kindle、楽天kobo、紀伊國屋書店Kinoppyほか各電子書店で配信中です。
お手持ちのスマートフォンやタブレットなどでお読みいただけます。
・Kindle https://www.amazon.co.jp/dp/B01N2RMTKC/
・楽天kobo http://books.rakuten.co.jp/rk/2fb494bc09db3b6e93b3361814a0a7b0/
・紀伊國屋書店Kinoppy https://www.kinokuniya.co.jp/disp/CSfGoodsPage_001.jsp?CAT=08&GOODS_STK_NO=EK-0381921