〈物語と日本人の心〉コレクションも5冊目となります。
「昔話と現代」が2月16日、岩波現代文庫より発刊となりました。
この本は、『生と死の接点』(岩波書店)に収録されていた
「日本人の美意識」や「グリムの昔話における「殺害」について」、
雑誌「日本研究」に発表されていた「『風土記』と昔話」などからなる10章から構成されています。
また、「猫、その深層世界」や「境界体験を物語るー村上春樹『海辺のカフカ』を読む」など
読み物的な論考が収録されているのも魅力ですね。
解説を書かれたのは臨床心理学者の岩宮恵子さん。