一般社団法人 河合隼雄財団 | KAWAI HAYAO FOUNDATION

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2019年0月の記事

第6回(2018年度) (2019年02月05日)

第6回 河合隼雄学芸賞

〈選考委員〉岩宮恵子  中沢新一   山極寿一   鷲田清一(五十音順)

 

□授賞作□

 『ケルト再生の思想―ハロウィンからの生命循環』 

 2017年10月 筑摩書房刊

 

鶴岡 真弓(つるおか まゆみ)

 

 

□著者略歴□

1952年生まれ。早稲田大学大学院修了。ダブリン大学トリニティ・カレッジに留学。立命館大学教授を経て、現在、多摩美術大学教授、芸術人類学研究所・所長。ケルト芸術・表象研究・芸術文明史。著書に、『ケルト 再生の思想──ハロウィンからの生命循環』(ちくま新書)、『ケルト/装飾的思考』『ケルト美術』(ちくま学芸文庫)、『装飾の神話学』(河出書房新社)、『装飾する魂』(平凡社)、『阿修羅のジュエリー』(イースト・プレス)、『すぐわかるヨーロッパの装飾文様』(東京美術)、『ケルトの想像力──歴史・神話・芸術』(青土社)、訳書に、シャーキー『ミステリアス・ケルト──薄明のヨーロッパ』(鶴岡訳・平凡社)、ミーハン『ケルズの書』(鶴岡訳・岩波書店)など多数ある。映画『地球交響曲第一番』ではアイルランドの歌姫エンヤと共演。

 

□授賞理由□

ケルトの季節の祭りを通して死と再生のこころの古層を明らかにし、人間のこころの歴史と未来の可能性について鋭い示唆を投げかけた。

 

□鶴岡さんの受賞コメント□

思いがけず賞を賜りまして本当にありがとうございます。今後、さらに御賞を糧に精進していく所存でございます。

 

※正式な受賞の言葉や選評は「新潮」2018年8月号(7月7日発売)誌上で発表されました。