河合隼雄著 『カウンセリング講話』が創元社より発刊されました。
代表理事 河合俊雄が「刊行にあたって」を執筆しています。

カウンセリング講話
本書は、「四天王寺カウンセリング講座」での
河合隼雄の講演記録を二冊にまとめたものの一つで、
すでに刊行されている『カウンセリング教室』と対をなしています。

 

「講話」というタイトルの通り、
まさに、ライブでおはなしを聞いているかのような感覚で読むことができます。

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本書は一般的なことを問題にしながら、
第一章にある「一人の人間」ということの大切さ、
第二章の芸術における個性を生かすことの大切さ、
第四章の「たった一人の経験」など、
著者が徹底して一人の人間に向き合い、またその可能性を考えていることがわかる。

だからこそ本書は、もともとの対象であるカウンセリングを学ぶ人たちにとって重要なだけではなくて、
個々人が自分の生き方について問い直していくきっかけとしてもお勧めできるところである。

(河合俊雄 「刊行にあたって」より引用)
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こころや生き方を考えるすべての人に向けられた言葉の数々を
ぜひ味わってみてください。