ヴァン特別号『音楽の力を信じてー「音楽教育ヴァン」からのメッセージ』が発刊されました。
河合隼雄へのインタビュー記事「今こそ「待つ力」を」も収録されています。
「音楽教育 ヴァン」は、音楽教科書の出版など、広く音楽教育に関わる教育芸術社の発行する研究誌で、
毎号、インタビューや現場の先生の実践報告などが掲載されています。
あれもこれもと教えようとするのではなく、
その時間で音楽を好きになってもらうようにすると
子どもはそれ以外の時間でも音楽に関わるようになる
それには、教師自身が音楽を好きで、楽しんでいることも必要だ･･･
河合隼雄も自らの教師経験を生かしつつ、
限られた音楽教育の枠組みの中で
子どもたちとかかわっていくことについて、和やかに話しています。
今回の特別号では、
教育学の佐藤学氏、狂言師の野村萬斎氏、詩人の谷川俊太郎氏･･･と
豪華な顔ぶれの記事が並んでいます。
これらは、音楽・教育というキーワードを通して語られたものではありながら、
その枠組みにとどまらない何かのヒントが詰まっているように感じられます。
その道を究めた人が語ることは、
何か普遍的に通じるようなことを
私たちに教えてくれるのかもしれません。