久しぶりの更新となってしまいましたが
夏のはじめのご報告です。
7月13日、今年で第15回を迎えた韓国箱庭療法学会大会を
河合俊雄代表理事が訪問しました。
韓国箱庭療法学会は、河合隼雄ととても縁の深い学会です。
設立時に立ち会った後にもたびたび講演を行ったり、
韓国を訪れる機会があれば必ず立ち寄っていたといいます。
7月の大会では、河合俊雄代表理事が「曼荼羅としての箱庭」という講演を行いました。
偶然にも、第1回の河合隼雄の講演も曼荼羅のお話だったそう。
長年の間、交流を深めてきたのが
学会の会長でもある金宝愛シスター(写真・前列右から2番目)です。
韓国の箱庭療法は、繊細さや美しさが目立つ日本の箱庭に比べて
とてもパワフルでダイナミック。
河合隼雄が日本人に向いていると直観し、導入した箱庭療法は
韓国でもまた独自の色合いをもって受け入れられ、育てられてきました。
箱庭という器には、さまざまなこころを受けとめ、
治療的に展開させていく力があるのだと感じさせられます。
そのような場をしっかりと守り、育んでこられたのが金シスター。
この学会が金シスターを中心にあたたかく、
親しみ深い雰囲気に包まれているのが写真からも伝わってくるようです。
(皆さんが写れるようにと順番に撮ったうちの1枚です)
2014年3月には、河合隼雄財団の設立をおききになって
ご寄付をいただきました。
この場を借りてご報告いたします。
海を越えて同じ風を感じてくださる方々に
心より感謝申し上げます。