ただいま、紀伊國屋書店様で
「じんぶんや第100講 この世界に人文学が必要です!」
が開催中です。
人文学不要論さえ出ている現在、
「いまこの世界はなにか大事なものを失おうとしてはいないか」との考えから
紀伊國屋書店様が2004年から 続けられているイベントの第100講目が本イベントです。
人文学、各領域の第一線で活躍する専門家が、おすすめの書籍をコメント付きで紹介してくれているのですが
このラインナップが実に魅力的なのです。
(下のリンクをクリックしてご覧いただくと一目瞭然です!)
さてこの中で、当財団代表理事・河合俊雄もいくつかの作品を紹介しています。
河合隼雄のものでは
「日本人の心を解く 夢・神話・物語の深層へ」(岩波現代全書)
「ユング心理学と仏教」(岩波現代文庫)
それに、河合隼雄学芸賞選考委員・岩宮恵子氏の「生きにくい子どもたち」(岩波現代文庫)も含まれています。
こちらの写真は大阪・グランフロント店様のフェアの様子です。
こちらは 東京・新宿本店様でのフェア。
このように、紹介されている本が手にとってみられるようになっています。
直接の成果物や即効性のあるものばかりを追い求める現在、
ゆっくりじっくり、知恵をたくわえ、鋭い視点を身につけ、豊かな教養を身につける
そのようなことは、残念ながら評価されにくくなっています。
しかし、これほどの著名な研究者たちがわかりやすいコメントつきで書籍を紹介してくれるなどというのも
こんな時代だからこそ可能になった贅沢なのかもしれません。
自分ではどこから手にとっていいかわからないという方でも、
このフェアでは、あれもこれも読んでみたいという気になってしまうのではないでしょうか。
当財団も 「この世界に人文学が必要です!」という思いは同じ、
ぜひ代表理事おすすめ本もチェックしてみてくださいね!