
当財団のロゴマークは、画家・装幀家・絵本作家の安野光雅氏に描いていただきました。
安野氏は生前の河合隼雄と交流が深く、多くの著書の装幀を手がけられています。
ロゴマークと河合隼雄について、週刊朝日2013年1月25日号の安野氏のエッセイ「逢えてよかった」で紹介されました。
当財団のロゴマークは、画家・装幀家・絵本作家の安野光雅氏に描いていただきました。
安野氏は生前の河合隼雄と交流が深く、多くの著書の装幀を手がけられています。
ロゴマークと河合隼雄について、週刊朝日2013年1月25日号の安野氏のエッセイ「逢えてよかった」で紹介されました。
第6回河合隼雄物語賞
〈選考委員〉上橋菜穂子 小川洋子 後藤正治 中島京子 (五十音順)
□授賞作□
『光の犬』
2017年10月 新潮社刊
松家 仁之(まついえ まさし)
□著者略歴□
小説家・編集者
1958年、東京生まれ。82年、新潮社入社。新潮クレスト・ブックス、季刊総合誌「考える人」を創刊。「芸術新潮」編集長兼務ののち、2010年退職。12年、長篇小説『火山のふもとで』を発表。同書で読売文学賞受賞。17年『光の犬』刊行。同書で芸術選奨受賞。小説作品に『沈むフランシス』『優雅なのかどうか、わからない』、編著・共著に『伊丹十三の本』『新しい須賀敦子』、新潮クレスト・ブックス・アンソロジー『美しい子ども』など。15年、雑誌「つるとはな」創刊に参加。『須賀敦子の手紙』、伊丹十三『ぼくの伯父さん 単行本未収録エッセイ集』を編集・刊行。2016年、写真展「星野道夫の旅」の企画・制作をつとめる。
□授賞理由□
ありふれた一族の歴史を題材にしながら、歳月や、人間とはなにかを深く問いかけ、抑制的に言葉を積み重ねて、意図せず静謐な物語が立ち上がってくる作品である。
□受賞のことば□
物語の重要性と、個人が社会の中で生きることの難しさを考え続けてこられた河合先生は、小説を書く私にとってメンターのような存在です。受賞のお知らせは大変光栄で、ありがたく思います。
※正式な受賞の言葉や選評は「新潮」2018年8月号(7月7日発売)誌上で発表されました。
梅原猛さんがお亡くなりになったという知らせが入りました。
河合隼雄は小学館の雑誌『創造の世界』などを通じて一緒に仕事をする機会が増え、
後に、国際日本文化研究センターが設立されて、梅原さんが初代所長を務められた後に、
二代目の所長を引き継ぐことになりました。
河合隼雄に「明恵の夢記」の存在を教えて、
それを研究するように梅原さんが湯川秀樹さんと一緒に勧めたのは有名な逸話です。
梅原猛さんのなされた様々な分野における創造的なお仕事に敬意を表し、
また、河合隼雄との豊かな交流を思い出しつつ、こころからご冥福をお祈り申し上げます。
きっとあの世でまた楽しく語り合っていることでしょう。
10月8日(月祝) 第6回河合隼雄物語賞・学芸賞を記念する講演会が京都で開催されました。
今回は、工藤直子さん(詩人・童話作家)の講演会でした。
7月に開催された授賞式では、さすが雨男・河合隼雄!といわんばかりのお天気となり、
その週末は台風の影響が懸念されていたため、どうなることか、、、と心配しておりましたが、
講演会当日は、暑さを感じるほどの快晴となりました。
聞けば、工藤さんは晴れ女とのこと。さすがの河合隼雄も力及ばずだったようです。
※特定非営利活動法人 文化創造 および それに付随する河合隼雄公式サイトはこちらのサイトに統合・移転いたしました。