当財団のロゴマークは、画家・装幀家・絵本作家の安野光雅氏に描いていただきました。
安野氏は生前の河合隼雄と交流が深く、多くの著書の装幀を手がけられています。
ロゴマークと河合隼雄について、週刊朝日2013年1月25日号の安野氏のエッセイ「逢えてよかった」で紹介されました。
当財団のロゴマークは、画家・装幀家・絵本作家の安野光雅氏に描いていただきました。
安野氏は生前の河合隼雄と交流が深く、多くの著書の装幀を手がけられています。
ロゴマークと河合隼雄について、週刊朝日2013年1月25日号の安野氏のエッセイ「逢えてよかった」で紹介されました。
『河合隼雄語録 カウンセリングの現場から』河合隼雄(河合俊雄編)が、
岩波現代文庫から出版されました。
本書『河合隼雄語録 カウンセリングの現場から』は、
2010年、岩波書店より刊行された『生きたことば、動くこころ 河合隼雄語録』を改題したものです。
しばらく品切れになっていましたが、『臨床家 河合隼雄』、『思想家 河合隼雄』に続き、
河合隼雄生誕90周年を記念して復刊されました。
近年日本においても、「ハロウィン」が年中行事の仲間入りを果たしています。
しかしそれがケルトにおける「サウィン」という冬のはじまりを告げ、
また新年を祝う祭に起源を持つことはあまり知られていないのではないでしょうか。
第6回河合隼雄物語賞が松家仁之さんの『光の犬』(新潮社)に決定しました!
これは北海道の田舎を軸に展開される家族のお話なのですが、
ほんわかと家族がともに生きるというだけのものではありません。
それは、ややもすれば冷たくも感じられる家族の物語といえるかもしれません。
この冷たさは違うベクトルに従って個々の家族が生きていく難しさによるのでしょうか?
第6回河合隼雄物語賞
〈選考委員〉上橋菜穂子 小川洋子 後藤正治 中島京子 (五十音順)
□授賞作□
『光の犬』
2017年10月 新潮社刊
松家 仁之(まついえ まさし)
□著者略歴□
小説家・編集者
1958年、東京生まれ。82年、新潮社入社。新潮クレスト・ブックス、季刊総合誌「考える人」を創刊。「芸術新潮」編集長兼務ののち、2010年退職。12年、長篇小説『火山のふもとで』を発表。同書で読売文学賞受賞。17年『光の犬』刊行。同書で芸術選奨受賞。小説作品に『沈むフランシス』『優雅なのかどうか、わからない』、編著・共著に『伊丹十三の本』『新しい須賀敦子』、新潮クレスト・ブックス・アンソロジー『美しい子ども』など。15年、雑誌「つるとはな」創刊に参加。『須賀敦子の手紙』、伊丹十三『ぼくの伯父さん 単行本未収録エッセイ集』を編集・刊行。2016年、写真展「星野道夫の旅」の企画・制作をつとめる。
□授賞理由□
ありふれた一族の歴史を題材にしながら、歳月や、人間とはなにかを深く問いかけ、抑制的に言葉を積み重ねて、意図せず静謐な物語が立ち上がってくる作品である。
□受賞のことば□
物語の重要性と、個人が社会の中で生きることの難しさを考え続けてこられた河合先生は、小説を書く私にとってメンターのような存在です。受賞のお知らせは大変光栄で、ありがたく思います。
※正式な受賞の言葉や選評は「新潮」8月号(7月7日発売)誌上で発表いたします。
学芸賞のページはこちら
※特定非営利活動法人 文化創造 および それに付随する河合隼雄公式サイトはこちらのサイトに統合・移転いたしました。