当財団のロゴマークは、画家・装幀家・絵本作家の安野光雅氏に描いていただきました。
安野氏は生前の河合隼雄と交流が深く、多くの著書の装幀を手がけられています。
ロゴマークと河合隼雄について、週刊朝日2013年1月25日号の安野氏のエッセイ「逢えてよかった」で紹介されました。
当財団のロゴマークは、画家・装幀家・絵本作家の安野光雅氏に描いていただきました。
安野氏は生前の河合隼雄と交流が深く、多くの著書の装幀を手がけられています。
ロゴマークと河合隼雄について、週刊朝日2013年1月25日号の安野氏のエッセイ「逢えてよかった」で紹介されました。
第158回芥川賞が先日、発表になり
若竹千佐子さんの『おらおらでひとりいぐも』と石井遊佳さんの『百年泥』が同時受賞となりました。
若竹さんはたとえばこちらの記事のプロフィールにも河合隼雄を愛読書として
あげておられますが、河合隼雄の熱心な読者であられたようです。
この作品のテーマでもある「老い」は、河合隼雄もたびたび著作の中でとりあげてきたものです。
『「老いる」とはどういうことか』(講談社プラスアルファ文庫)
『こころと人生』(創元こころ文庫)
などは代表的なものでしょうか。
文春オンラインによるロングインタビュー
芥川賞受賞・若竹千佐子インタビュー「子どもよりもまず自分。経験を重ねてわかったこと」
では、作品に基づきつつ、老いや生き方、人生について若竹さんが語っています。
どのように人生の後半を生きていくのか、という課題はユングが考えていたことでもありました。
平均寿命が高くなり、高齢になっても全く年齢を感じさせない活躍をされる方が増えている現在、
この問いはますます大きく私たちの前に立ちはだかっているようにも思えます。
このインタビューの最後には
「人は自分のために生きるとき、いちばん力を出せる」という河合隼雄の言葉が引かれます。
若竹さんが自分の思いに正直に書かれた作品だからこそ、このような素晴らしいものになったのでしょうか。
若竹さんが河合隼雄の愛読者でいらしたことによって
このような素晴らしい作品の中に
河合隼雄の考えていたことのエッセンスが形を変えて
伝えられていっているのかもしれない・・・と僭越ながら期待してしまいました。
若竹千佐子さん、芥川賞受賞、本当におめでとうございます。
2017年10月9日、
募集人数をはるかに上回る申込を受け、
期待高まるなかで谷川俊太郎さんのインタビューと朗読の会
「谷川俊太郎さんが語る河合隼雄:仕事仲間・あそび友達」が開かれました。
谷川俊太郎さんが河合隼雄を語る会としては、2015年の京都でのイベントに続く第二弾です。
今回は東京で、学習院大学心理相談室との共催での開催でした。
※特定非営利活動法人 文化創造 および それに付随する河合隼雄公式サイトはこちらのサイトに統合・移転いたしました。