当財団のロゴマークは、画家・装幀家・絵本作家の安野光雅氏に描いていただきました。
安野氏は生前の河合隼雄と交流が深く、多くの著書の装幀を手がけられています。
ロゴマークと河合隼雄について、週刊朝日2013年1月25日号の安野氏のエッセイ「逢えてよかった」で紹介されました。
当財団のロゴマークは、画家・装幀家・絵本作家の安野光雅氏に描いていただきました。
安野氏は生前の河合隼雄と交流が深く、多くの著書の装幀を手がけられています。
ロゴマークと河合隼雄について、週刊朝日2013年1月25日号の安野氏のエッセイ「逢えてよかった」で紹介されました。
先日、新潮社より季刊誌「考える人」が紙媒体では2017年春号が最終号となることが発表されました。
年4回発行されていたこの雑誌は、出版不況とされる現在においても
紙で読むことを楽しみにされていた方がとても多かったのではないでしょうか。
充実した特集や連載は読み応えがあり、
美しい誌面を見ているだけでなんだかこころが豊かになるような気分さえ味わえました。
この雑誌から本になったものの中にもすぐれた作品がどれほどあったでしょうか。
河合隼雄財団が主催する 河合隼雄物語賞・河合隼雄学芸賞という2つの賞は
創設以来、この「考える人」夏号誌上で授賞作を発表してまいりましたが
それも昨年が最後ということになりました。
こちらが「考える人」最終号 「考える人」の15年 その一覧は圧巻です。
2008年2月号では「さようなら、こんにちは 河合隼雄さん」という追悼特集もくんでいただきました。
河合隼雄物語賞・学芸賞は今年、第5回を迎えます。
今回から 発表誌は 「新潮」 および 「webでも考える人」となります。
このことは、最終号の「編集部の手帖」でも触れていただきました。
(「編集部の手帖」はこちらからもお読みいただけます。)
河合隼雄物語賞・学芸賞は5月後半に選考会、7月に授賞式を行います。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
「考える人」の編集長であった河野通和さん、編集部の皆様に心よりの感謝をこめて
河合隼雄と哲学者の中村雄二郎さんの対話からなる『トポスの知』という本がありました。
元々は1984年に出版されたもので、
その後、1993年に新装版が出版されていたものの、これも絶版となっていましたが
このたび、こんなにすてきな装丁に生まれ変わって復刊されることになりました。
河出書房新社から出版されていた、河合隼雄『私の語り伝えたかったこと』が文庫になりました。
装丁も素敵です。
帯にあるように、今年は河合隼雄の没後10年にあたります。
この本は講演やインタビューなどで語られた河合隼雄の言葉を集めたもので、
解説を河合俊雄が書いています。
〈物語と日本人の心〉コレクションも5冊目となります。
「昔話と現代」が2月16日、岩波現代文庫より発刊となりました。
この本は、『生と死の接点』(岩波書店)に収録されていた
「日本人の美意識」や「グリムの昔話における「殺害」について」、
雑誌「日本研究」に発表されていた「『風土記』と昔話」などからなる10章から構成されています。
また、「猫、その深層世界」や「境界体験を物語るー村上春樹『海辺のカフカ』を読む」など
読み物的な論考が収録されているのも魅力ですね。
解説を書かれたのは臨床心理学者の岩宮恵子さん。
主婦たちに贈るこころマガジン「清流」(清流出版)をご存じでしょうか。
一般書店では販売されていませんが、ウェブや電話にて注文することができる雑誌です。
2017年1月1日発売の最新号に、河合隼雄の関連記事が掲載されます。
これは、「もう一度、ファンタジーを読む」という特集のなかの河合俊雄代表理事のインタビュー記事で、
同じ特集の中には河合隼雄物語賞選考委員の上橋菜穂子さんの記事も掲載されています。
河合俊雄へのインタビューは、「心の深いところが描かれているファンタジー」として
岩波現代文庫の〈子どもとファンタジー〉コレクションを紹介しつつ、
子ども向けのお話をぜひ大人にも読んでほしいと自らも夢中になって本を読み、
指南書のような本をたくさん書いた河合隼雄の思いに触れています。
この指南書のシリーズが〈子どもとファンタジー〉コレクションなのですね。
※特定非営利活動法人 文化創造 および それに付随する河合隼雄公式サイトはこちらのサイトに統合・移転いたしました。