当財団のロゴマークは、画家・装幀家・絵本作家の安野光雅氏に描いていただきました。
安野氏は生前の河合隼雄と交流が深く、多くの著書の装幀を手がけられています。
ロゴマークと河合隼雄について、週刊朝日2013年1月25日号の安野氏のエッセイ「逢えてよかった」で紹介されました。
当財団のロゴマークは、画家・装幀家・絵本作家の安野光雅氏に描いていただきました。
安野氏は生前の河合隼雄と交流が深く、多くの著書の装幀を手がけられています。
ロゴマークと河合隼雄について、週刊朝日2013年1月25日号の安野氏のエッセイ「逢えてよかった」で紹介されました。
12月23日より、新潮文庫刊『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』電子書籍版の配信が開始されました。
この本は、タイトルの通り、作家・村上春樹さんと河合隼雄の対話で構成されています。
トピックは阪神淡路大震災から結婚生活に至るまで多岐にわたりますが、
ここでも大事なテーマになっているのは「物語」の力、ではないかと思います。
河合隼雄物語賞・学芸賞創設を記念した公開インタビューで、
村上春樹さんは、「物語」についての理解を共有していたと述べられています。
二人が共有していた”なにか”をそのまま知ることはできませんが、
この本は少なくともその一端を私たちに示してくれているものなのではないかと思います。
と、いったん真面目に書いてみたのですが、
この本は、村上春樹さんと河合隼雄の本、というだけで「宝物」みたいと言っていただくことが多く
財団にもよくお問い合わせをいただく本のひとつでもあります。
今年の夏には英訳本も出版されました(その際の記事リンクは下に)。
本は紙で読みたいなあ、という気持ちもあるのですが、やっぱり電子版って便利です。
ちょっとしたすきま時間に読めたり、検索ができたり、旅行にも手軽にもっていけたり。
好きな本がいつも手元にある感じ、というのも電子書籍ができてからの感覚かもしれません。
Kindle、楽天kobo、紀伊國屋書店Kinoppyほか各電子書店で配信中です。
お手持ちのスマートフォンやタブレットなどでお読みいただけます。
・Kindle https://www.amazon.co.jp/dp/B01N2RMTKC/
・楽天kobo http://books.rakuten.co.jp/rk/2fb494bc09db3b6e93b3361814a0a7b0/
・紀伊國屋書店Kinoppy https://www.kinokuniya.co.jp/disp/CSfGoodsPage_001.jsp?CAT=08&GOODS_STK_NO=EK-0381921
〈物語と日本人の心〉コレクションⅣより、河合隼雄『神話の心理学 現代人の生き方のヒント』が岩波現代文庫より発刊となりました。
本書の内容は、季刊誌『考える人』(新潮社)に2002年夏号~2005年春号まで「神々の処方箋」として
連載されていたものが元になっていて、
その後、2006年に大和書房より同タイトルで単行本化されていたものです。
解説は哲学者、宗教学者としてで独自の研究を展開されている鎌田東二さん。
なかなか印象的な装丁のこの本は、河合隼雄『大人の友情』の中国語版です。
すでに台湾で翻訳、出版されていたのですが、このたび新たな版として発刊されました。
日本語版の表紙が風景の絵なのに対して、台湾のものはインパクトある人の顔デザイン。
文化の違いが現れているようでおもしろいです。
大人の友情は、現在もよくツイッターなどで感想を書いていただいているのを見かける本のひとつです。
2005年に『ほぼ日』の「担当編集者は知っている」のコーナーで朝日新聞社の矢坂様が
この本について語っておられます。
このサイトが生まれるより前のものなので、ここで改めてご紹介。(とてもおもしろいのです)
「ともだち」ってなんだろう、ということをいろいろな角度から考えた本です。
この機会に日本語版の方も手にとっていただけるとうれしいです。
兄弟とは、不思議なものです。
河合隼雄もどこかで「初めて出会う他人」と書いていた気がします。
親のように絶対的ではないけれど、寝たり起きたり遊んだり、多くの時間を共にすごす、とても近くて、でも自分とは違う存在。
男ばかり6人兄弟、3番目が雅雄で5番目が隼雄。
雅雄はサル学、隼雄は臨床心理学、後に違う道を歩むことになる二人は、どんな時間を共に過ごしたのでしょう。
今日は、そんな話を雅雄さんに語って頂くという会でした。
河合隼雄(河合俊雄編)『神話と日本人の心』が岩波現代文庫より発刊となりました。
本書は河合隼雄がその中心的な研究テーマであった神話に正面から取り組んだものであり、
「主著」と言ってもよい著作のひとつです。
このたび、〈物語と日本人の心〉コレクションⅢとして初めて文庫化されることになりました。
解説は河合隼雄学芸賞選考委員でもある中沢新一さんです。
※特定非営利活動法人 文化創造 および それに付随する河合隼雄公式サイトはこちらのサイトに統合・移転いたしました。