第10回河合隼雄物語賞
〈選考委員〉小川洋子 後藤正治 (五十音順)
□授賞作□
『あしたの幸福』
いとう みく(いとう みく) (2021年2月刊行 理論社)
□著者略歴□
神奈川県生まれ。『糸子の体重計』(童心社)で第46回日本児童文学者協会新人賞を『空へ』(小峰書店)で第39回日本児童文芸家協会賞を『朔と新』(講談社)で第58回野間児童文芸賞を『きみひろくん』(くもん出版)で第31回ひろすけ童話賞を、受賞。『二日月』(そうえん社)が第62回『チキン!』(文研出版)が第63回『天使のにもつ』(童心社)が第66回と、それぞれ青少年読書感想文全国コンクールの課題図書に選定。他の著作に『かあちゃん取扱説明書』(童心社)『まいごのしにがみ』(理論社)「車夫」シリーズ(小峰書店)「おねえちゃんって」シリーズ(岩崎書店)などがある。全国児童文学同人誌連絡会「季節風」同人。
□授賞理由□
突然パパを失った中二の少女が、本来交差しない人間関係を紡いで、あるかもしれない幸福をつかむ物語の力が描かれている。
□受賞のことば□
大変光栄です。ありがとうございます。少し変わった親子の物語を選んでいただいて、とても嬉しいです。
※正式な受賞の言葉や選評は「新潮」8月号(7月7日発売)誌上で発表いたします。
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